葉山マリーナヨットクラブでは、2020年も春と秋の2回「NIPPON CUP 葉山シリーズ」を開催する運びとなりました。
かつての国際マッチレースからその名を引き継ぎ、インショアレースとして復活したNIPPON CUP 葉山シリーズも、おかげさまで6年目を迎えます。過去5年間に開催された大会では、いずれも30 チームを超える国内トップクラスのレーシングフリークが集まり、観覧艇の間近でハイレベルなレースが繰り広げられました。
これまでの5年間を一区切りとし、6年目となる今年は、新たな試みとして、IRCクラス、Melges20クラスに加え、これからのキールボートレースを担っていく若手セーラーのために「U30ワンデザインクラス」を新設しました。
葉山マリーナヨットクラブでは、若い世代のキールボートへの挑戦を応援しています。今後もヨットレースの魅力を広く発信し、セーリングスポーツの発展に寄与する活動を続けていきたいと考えています。
日本のヨット発祥の地・葉山沖にレーシングボートが一堂に会して競う「NIPPON CUP 葉山シリーズ2020」へ多くの皆様のご参加をお待ちしております。
葉山マリーナヨットクラブではこれまで国際セーリング連盟(現World Sailing)グレード1イベントの国際ヨットマッチレース「NIPPON CUP」のホストクラブとして、アメリカズカップのスキッパーら海外のトップセーラーを招聘し、マッチレースの国際大会をオーガナイズしてまいりました。クラブ発足の翌年1987年には国内初のマッチレース国際イベントとなる第1回大会を開催し、1998年の第12回大会はマッチレースシリーズ最高峰を決定する世界選手権として開催し、2004年の最後の大会まで全15回を主催しました。
この間、大会名誉総裁として高円宮憲仁親王殿下や久子妃殿下にも御臨席を賜り、国内セーリングイベントのリーディングエッジを担いながら、マンパワー、ホスピタリティー、イベントオーガナイズのノウハウなど、NIPPON CUPを通じてヨットクラブとしての礎を築いてまいりました。
過去には、ピーター・ギルモア、クリス・ディクソン、ラッセル・クーツ、エド・ベアード、ジミー・スピットヒル、ディーン・バーカー等の名だたるセーラーたちがマッチレースツアーとしてNIPPON CUPに参加し、葉山の海を舞台に熱戦を繰り広げました。