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up date
: 11/21 |
エド・ベアード、2度目の優勝を飾る!! |
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優勝決定戦はアメリカズカップのベテランセーラー、エド・ベアード対33歳の中堅マッチレーサー、ヤス・グラム ハンセンの対決となった。
第1フライトは北東の風。シフティなコンディションは昨日までと同じだ。
スタートで先行し第1上マークを制したベアードだったが、第2レグでハンセンが逆転。しかし、第3レグで左右に分かれた後、次にミートしたときはベアードが再逆転、そのままフィニッシュ。敗れたハンセンは、「今日のような微風では、接近戦はリスクが大きい。相手の動きに合わせてしまうと自分の戦術が乱れてしまう。だから、自分の信じたコースを取ったのだが……」と言う。
つづく第2フライトは、3時間の風待ちの後に行われた。
スタートラインの風上でマニューバリングする両艇が、スピンを上げてラインに戻る。その判断が素晴らしく早く、動きも素早い。そして、スタートを制したのは、ハンセンだった。ベアードの風上位置で1艇身のリードを奪ってスタート。そのリードは第1マークで15秒差に広がり、第2マークもハンセンが先行。しかし、第3レグでまたもや左右に分かれた両艇がミーティングしたときはベア−ドが逆転し、第3マークでは22秒のリードとなった。「クルーが素晴らしい動きをしてくれた」とレース後に語るベアードだが、ハンセンの戦術がまたもや裏目に出てしまった。
第3フライトもベアードの逆転劇となった。
スタートの風上風下のケースでベアードにペナルティが科せられる。しかも、即座に解消せねばならないイミディエイト・ペナルティ。この結果で第1マークは55秒差でハンセンが先行。第2マークで3艇身差となったが、ハンセンのリードは変わらない。そして第3レグ。ベア−ドが右海面、ハンセンが左海面とフェイスを分けた後、三たびベアードの逆転劇が生まれた。最終マークはベアードが27秒差でリードし、そのままフィニッシュラインへと向かった。
「日本は友人も多く、楽しみにして来た。トラブルも多くあったが大会だったが、クルーたちがよくやってくれた」と、1995年大会の優勝以来、2度目のニッポンカップ制覇となったエド・ベアードは優勝の感想を語った。 |
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